そるだむ 開花宣言 -渡辺佑基のゲーム備忘録-  

そるだむ 開花宣言

プレイしたメディア PlayStation 4 (PlayStation Store 商品ページ)

木の実(ソルダム)を挟んで、色を揃えて消していく落ち物パズル。
ざっくりいうと、オセロを落ち物パズルにしたようなシステム。

そるだむは、オセロのように挟んで色を変えていける点が戦略的でおもしろい。
落ち物パズルによくある連鎖というシステムは無いが、先を見据えて型を仕込むことで、一気に大量消しを狙うことができる。
静的なオセロと比較すると、落ちてくるソルダムに対する瞬間的な判断や対応力などのウェイトが大きいが、先を見据えて形をつくっていくという点はオセロにも近い。
大量消しの際、フィールドが一色に収斂していくのも気持ちがよい。
明快でわかりやすい、完成度の高い落ち物パズルだと思う。

本作はメインの<そるだむ>のほか、練習モード的な<らくだむ>、お題を解く<つむだむ>、対戦用の<たいけつ>の4構成。
ストーリーモード的なモードなどは特に無いが、純粋に落ち物パズルを楽しみには必要十分な内容かと思う。
<つむだむ>では、実戦で組む機会は無さそうなパターンも多いが、シチュエーションごとの解法を探っていくことができる。
できれば一手戻すなどの機能もあると良かった。

そのほか、ゲーム内容に直接関わるわけではないが、<プラミーずかん>といったおまけ要素もあり。
<そるだむ>で特定の条件を満たすことで、モンスター(プラミー)を成長させていくことができる。
やり込みの目安として、よいアクセントにもなっているように思う。
難点は条件がゲーム内で明示されていないので、派生の流れがわかりづらい点。
図鑑ではプラミーがタイル状に並べられているが、たとえば系統樹のように表示して埋めていく形式などだと、もう少しわかりやすかったようにも思う。

トロフィーメモ

高度な技量を要するトロフィーなどは見当たらない。
200万点突やレベル100達成などもさほど難しくはなく、落ち物パズルの類が苦手なプレイヤーでも十分クリア可能な難易度かと思う。
むしろパズルそのものよりも、ある意味<プラミーずかん>の収集の方が厄介かもしれない。
公式サイトでヒントが公開されているが、情報が記載されていないプラミーもいるので注意も必要。
攻略情報を頼らずに、自力で全プラミーを収集するのは少々難しいかと思う。

「そるだむ 開花宣言 PS4トロフィー」の画像